Suunto 9
以下の記事では、プールスイミングのスポーツモードに関する説明と、役に立つヒントとトラブルシューティング手順を紹介します。
スポーツモードの仕組み
プールでの水泳中、お使いのSuunto製品は実際に泳いだ距離を計測しません(GPSトラッキングなし)。代わりに、プールの長さ(プールの端から端まで泳ぐ距離)を泳いだ回数をカウントします。
- ヒント:プールスイミングスポーツモードのエクササイズ開始画面の下にあるOptions(オプション)メニューで、プールの長さ(25m/yd、50m/ydなど)を調整します。
ウォッチはまず、水泳中かどうかを判断するために、内蔵されている加速度計(モーションセンサー)を用いて手の反復動作を分析します。水泳中の動きを検知すると、次に手の動きから認識される不規則性を分析し、その結果をもとにターンの検出を試みます。
- 重要:ウォッチがターンを正確に検出できるように、プールの壁を蹴ってターンを完了してから手をかき始めるまでのグライド姿勢を長めに保ちます。
留意すべきこと
ウォッチがどのように距離を計測するのか理解したうえで、以下の点に留意してください。
- プールの端から端まで泳ぎのリズム、速度、スタイルを一定に保ってください。
リズムやスタイルが乱れると、ターンとして誤認識されます。混雑したプールで泳いている場合など、速度が上下してしまうと、速度の変化がターンとして認識されることがあります。 - プールの中央で突然グライドを長めにしたり、泳ぎのリズムやスタイルを変えたりしないでください。このような動作の変化は、ターンとして誤認識される可能性があります。
- プールの中央を泳いでいる途中でスイムスーツやキャップなどを直すために立ち止まらないでください。このような動作の変化は、ターンとして誤認識される可能性があります。
- ターンを行うときは、プールの壁を蹴ってターンを完了してから手をかき始めるまでのグライド姿勢を長めに維持するように心がけてください。
トラブルシューティング手順
- スイミング距離が短すぎる:この場合、ウォッチにカウントされていないターンがあります。上記のヒントに従って適切なターンを行うように注意してください。
- スイミング距離が長すぎる:ウォッチに誤認識されたラップ(ターン)が余分にカウントされています。プールの端から端まで泳ぎのリズム、速度、スタイルを一定に保ち、上記のヒントに従ってください。
その他のヒント
ウォッチのソフトウェアを常に最新の状態に保ってください:当社では、Suuntoウォッチのソフトウェアの継続的な改善に努め、新機能の追加およびバグの修正を行っています。ウォッチのアップデート方法について詳細をご覧ください。
アウトドアプールスイミング:オープンウォーターモードよりも、プールスイミングスポーツモードを使用することをお勧めします。オープンウォータースポーツモードはGPSを使用するように設定されているため、GPS信号の反射が原因で正確な測位情報が得られない可能性があります。
スイミングでAmbitシリーズのウォッチを使用する場合
以下の追加ヒントは、Ambitシリーズの全モデルに適用します。
- プールの全長を泳ぎ切るたびに毎回保存し、Ambitウォッチが水泳スタイルを認識するようになるまで数回この操作を繰り返します。
- 現在使用していない水泳スタイルをウォッチに覚えさせる必要はありません。
Ambitウォッチに水泳スタイルを学習させる方法
Ambitウォッチに水泳スタイルを学習させるには:
- プールスイミングスポーツモードを使用中に、[Next] を長押ししてオプションメニューに入ります。
- [Next] を押して、SWIMMING(スイミング)を選択します。
- [Next] を押して、Teach swim style(水泳スタイルの登録)を選択します。
- [Light Lock] と [Start Stop] を使用して水泳スタイルオプションをスクロールします。該当する水泳スタイルを見つけたら、[Next] を押して選択します。「END(終了)」を選択して設定を終了し、エクササイズを継続します。利用可能な水泳スタイルオプション:FLY(バタフライ)、BACK(背泳ぎ)、BREAST(平泳ぎ)、FREE(フリースタイル)
- 選択した水泳スタイルでプールの端から端まで泳ぎます。
- 泳ぎ終わったら、[Start Stop] を押してその水泳スタイルを保存します。保存しない場合は、[Light Lock] を押して水泳スタイルの選択画面に戻ります。
注意:Ambit3 RunとAmbit2 Rは、主にランニング用に設計されているので、水泳用アルゴリズムが一切組み込まれていません。
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